導入事例 -- feedpath Zebra + サイボウズ

導入事例の概要

業種

社内IT戦略の企画・構築、及び運用

課題

・ 新会社設立に伴い、迅速な社内ITインフラの構築が求められていたこと

・ ワークフロー、勤怠管理、組織横断的なスケジューラとハイセキュアなWebメールの導入が急務であったこと

・戦略的なIT投資の観点から、業務効率を向上させるサービスの実現が必要であったこと

効果

・社内でサーバ等を準備することと比較し、3ヶ月から4ヶ月程度導入にかかる期間を削減

・グループウェアとメールの連携サービスにより、業務効率が大幅アップ


SCメディアコム株式会社 会社概要

本社所在地

〒105-6012 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号

創業

1996年3月

代表取締役社長

竹岡哲朗

資本金

35億円

迅速な社内IT環境構築と業務効率を向上させる利便性の高いインフラ構築を同時に実現!

1996年に設立した住友商事とリバティプログラミングジャパンの50%:50%出資会社であった旧株式会社ジュピターTVの会社分割に伴う組織再編により、2007年7月に存続会社とてSCメディアコム株式会社(以下、SMC)が設立されました。
同社は、ジュピターショップチャネル株式会社やジュピターサテライト放送等に出資しており、メディア通信販売事業を中心とした、IPTV事業や番組送出事業等を行うなど、現在、メディア業界のリーディングカンパニーとして活動しています。
同社の経営戦略に沿った社内IT戦略の企画、立案、導入そして運用までを一手に担う「IT企画管理部」では、2007年の組織再編に伴い旧株式会社ジュピターTVの社内システムから独立して、新たな社内システムの導入を検討する事になりました。


この中で、同事業部では、SaaS提供中のWebメールサービス”feedpath Zebra”とグループウェア”サイボウズ Office 7 for SaaS”の導入を決定し、さらにメールとグループウェアの「スケジュール連携サービス」を利用することで、SMCの経営課題であった”迅速なITインフラの立ち上げ”と”業務効率を向上させるITインフラの構築”を同時に実現しました。


【導入前の課題】
会社立ち上げに際し、戦略的なIT投資を実施すること、及び迅速に社内IT環境を構築することが経営命題でした

2007年の組織再編により、SMCは社内ITインフラの構築が必要となり、迅速にITインフラを確立すること、及び戦略的なIT投資を実施(=業務を効率化するIT投資)という一見、相反する経営課題に直面していました。そして、その解決には、社内コミュニケーションを円滑化するグループウェアと、社外とのコミュニケーションを安全に行えるメールシステムの導入が必要不可欠だと考えていたのです。
また、旧来型の社内サーバ設置型のシステム構築を行っていては、期間内での運用開始は不可能だと考え、月額利用料を支払う契約形態で、すぐに利用を開始できるASP/SaaS型のサービス導入が現実的であると判断していました。


【「feedpath Zebra」と「サイボウズ Office 7 for SaaS」を選んだ理由】
機能もコストも、すべてが求めていたものに一致した

元々、以前勤務していた国際間ネット接続事業の投資会社でサイボウズ Officeを利用していたことがある小林氏。サイボウズ Officeの利便性と充実した機能に関しては疑う余地もなく、グループウェアの導入としては同製品の利用を前向きに検討していました。
一方、SaaS型Webメールであるfeedpath Zebraの利用経験はありませんでしたが、「実際の製品デモを目にし、Ajaxを使用したWebメールアプリでありながら、パフォーマンスに全くストレスがないことや、今まで欲しかったが諦めていた迅速な検索を実現する機能、さらには、様々なシステム連携を実現する機能など、非常に興味深いサービスでした。」と小林氏は語る。


「 “feedpath Zebra”と”サイボウズ Office 7 for SaaS”は、個別に見ても非常に魅力的なサービスですが、今回この相性のいい2つのサービスが連携すると説明を受け、さっそく無償トライアルの評価を行い、機能的に当社のニーズを満たすだけでなく、コスト面でも満足できることから、即導入を決断しました。2007年8月にフィードパス社に問い合わせし、10月から実際に運用をスタートさせることができました。」 (小林氏)


【利用方法】
サイボウズ Office 7 for SaaSを社内ポータルとし、社外とのやり取りはfeedpath Zebraを利用。スケジュール管理には両サービスをシステム連携

運用開始と同時に、 feedpath Zebraとサイボウズ Office 7 for SaaSは社内業務効率の向上に威力を発揮しています。現状、スケジュール登録、ワークフロー、勤怠管理等はサイボウズ Office 7 for SaaSを使用することで社内コミュニケーションの基盤を構築する一方で、社外とのやり取りはメールをベースに行っています。フィードパス社の両サービスに関しSaaS提供を受けることで、手間なく社内のITインフラを構築することが可能となりました。
「サイボウズ Office 7 for SaaSは、当社の社内フローのニーズを完全に満たしているサービスです。弊社では、社外とのコミュニケーションを行う際にはメールを利用しており、社内スタッフの要望を満たすために、グループウェア以外にメールを導入する必要がありました。feedpath Zebraは、リテラシーの高い弊社スタッフのニーズにも合致するサービスでした」(小林氏)。


【導入効果】
スケジューラとメールのシステム連携により、アポイント調整にかかる業務効率が大幅に向上

サイボウズ Office 7 for SaaSとfeedpath Zebraの連携は、社外取引先等とアポイント調整をする際に今まで行っていたスケジュール調整の手間を大幅に削減するサービスです。メールの本文中に日付を指し示す単語があった際にサイボウズ Office 7 for SaaS側に登録されているスケジュール情報とfeedpath Zebraのスケジューラに登録されている情報が同時にポップアップし、同じ画面上(feedpath Zebra)からサイボウズ Office 7 for SaaS側にスケジュール登録することが可能です。
「日々、社外のお客様等と様々なスケジュール調整を行っていますが、スケジューラ画面とメール画面をいったりきたりする必要がなくなり、業務効率が大幅に向上しました」(小林氏)。


また、「サイボウズ Office 7 for SaaS内の個人スケジュールだけでなく、全体予約、繰り返し予約、及びバナー予約までも、feedpath Zebraのスケジューラに取り込むことが可能であるため、個人予定以外のスケジュール情報もfeeddpath Zebra側で確認可能であり非常に便利です」と小林氏。


一方、 feedpath Zebraとサイボウズ Office 7 for SaaSのシステム連携に関する機能メリットだけでなく、SaaSを利用することの効果も実に大きかったようだ。小林氏は言う。「常にサービスのバージョンアップがなされ、最新のサービスが利用可能であることは、我々のようなシステム運用担当者にとっては管理の手間が大幅に削減可能で大きなメリットです。またシステム資産を自社でもたないことも管理の手間を削減する要素としては実に大きいですね」。


また、「サービス利用がPC等のハードウェアに依存しない点もメリットです。当社は、業務の性質上、MACユーザとWindowsユーザが混在しており、通常、クライアントインストール型のアプリケーション利用にあたっては、互換性確認等、運用の手間がり想像以上にかかります。 feedpath Zebraとサイボウズ Office 7 for SaaSの利用にあたっては、PCに搭載されているブラウザを管理するだけでよく、管理・運用上の手間が大幅に削減できました。」


更に、「今回のフィードパス社の2サービス間連携は、今までイントラネットの世界でしか実現できなかったアプリケーション連携をWeb上で実現する画期的なサービスです。SaaSのメリットを最大限利用可能なフィードパスのサービスを弊社は今後も積極的に利用していきたいと思います」。

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